『治験』という仕事。今、副業として注目されているが、安全性は本当に大丈夫?

 

こんにちは。ゆうじです。

「治験」という仕事があるのは、ご存知でしょうか。

国から新しい薬として承認を受けるために必ず必要となる、人による臨床試験のことです。

「治験=人体実験」というイメージがあり、なんとなく怖い感じがしますよね。

今から10年以上も前ですが、【簡単に1日3万円を稼ぐ方法】というような題名の情報商材を買ったことがありました。

2万円ぐらいしたと思います。

内容を見たら、まさにこの「治験」の紹介でした。

こんな危険な仕事出来るわけがない、また詐欺商材か。。。

そう思って、内容も熟読しませんでした。

しかし現在、おススメの副業として「治験」が、いろんなサイトでもよく紹介されています。

気になる安全性、収入面など、実態はどうなのでしょうか。。

調べてみました。

 

1. 治験の安全性は?

治験を副業としてやるかどうか、まず気にするのが「安全性」では無いでしょうか。

自分の家族に副業として治験をやろうと思う、と言ったら反対は目に見えています。

ほとんど誰も使ったことの無い薬を自分が使うこと自体、どう考えても怖く感じますからね。

新しい薬は、製薬会社や大学病院の中だけで作られて世に送り出されるイメージがあります。

しかし、実際は違います。

世の中のすべての薬(20万種以上)は、必ず人による臨床試験が行われたうえで、患者に使用されることになっています。

結論から言いますと、治験の安全性は極めて高いです。

安全である理由を、以下で説明していきます。

1.1 安全性が確認された薬のみが使われる。

まず、人による臨床試験(治験)が行われるまでには、マウスやモルモットなどの小動物を使った試験が何度も繰り返し行われます。

そして、人間の遺伝子構造に近いサルやミニブタによる非臨床試験を3~5年も続けます。

これだけ年数をかけて、薬の効果や毒性が無いかを確認します。

治験ではこのようなステップを踏んで、安全性が確認された薬のみが使われているのです。

1.2 治験で事故が起きると「傷害罪」となる

日本では「治験」で事故が起きた場合には医師や製薬会社が「傷害罪」に問われてしまうのです。

治験に関わる医師や製薬会社は、当然ですが「傷害罪」に問われて逮捕など、されたくないですよね。

だから、少しでも何かが起こりそうな治験はやらないように吟味しているのです。

1.3 治験で事故が起きると厚生労働省も責任を取らされる

治験で万が一の自己が起きると、その治験を行うことを許可した厚生労働省の職員は責任を取って辞職することになります。

だから厚生労働省も、リスクのありそうな治験には絶対に許可を出さないのです。

 

以上のように(少なくとも日本においては)、
何か事故が起きた場合に、治験の参加者が全て責任を負うということにはなっていません。

このような条件がそろっていることで、治験の参加者は事故に合わないように守られているのです。

 

2. 治験は「アルバイト」ではなく「ボランティア」。なぜか?

治験は、いわゆる「アルバイト」とは違います。

正式には、新薬の開発をお手伝いする「有償のボランティア」として位置づけられています。

治験の最中は採血がたくさんある場合が多いですし、治験によっては数日間、入院しなければいけない場合もあります。

こういった、時間的な拘束を受けるため「負担軽減費」,「報酬」という形で、ちゃんと現金は支給されます。

それにしてもなぜ「有償のボランティア」という形をとっているのでしょうか。

それは、治験は被験者の「自由意志」を大前提としているからなのです。

それによって、倫理的な問題をクリアしているのです。

「自由意志」ではなく、少しでも「強要」という要素が入るとそれは、「人体実験」になってしまいます。

自由意志だから、治験の途中で嫌になったら辞退することも可能なのです。

「強要」されることは何も無し。

被験者が自由意志で治験の参加を決めることを前提としているため、金銭の誘導により治験を募集することは禁止されています。

そのため正式な手続きを得ている治験募集のホームページでは報酬の費用は掲載されていません。

逆に言うと、治験募集のホームページで報酬が掲載されていたら、それは違反をしていることになります。

注意
こういうホームページがあっても、そこはルールを守っていないですから、参加・登録はしないで下さい。 

 

3. 気になる報酬の相場は?

ホームページに記載はされませんが、やはり報酬の相場は事前に知りたいですよね。

治験の種類にもよりますが、過去の事例では治験モニターの報酬は日1万円程度が相場です。

1回3時間で済む短期ものや、数日拘束される中期、6カ月通い続ける長期とタイプがさまざまです。

サラリーマンの副業としては1回で終わる短期、もしくは土日のみの通院する長期が理想でしょう。

時給に換算すると1,500円以上となるので、高額なバイトと言えます。

治験中のほとんどの時間は自由なので、読書などでくつろぐことができます。

時間は拘束されますが、肉体労働ではないので疲労が残らないのはメリットですね。

サラリーマン向きの副業と言えるでしょう。

また、給料ではなく「報酬」としてお金をもらうので税金がかかりません

これも治験の大きなメリットです。

副業の納税って結構負担になりますから、これは嬉しいですね。

そして、報酬は基本的には手渡しです。

税金もかからず、報酬も手渡しとなれば、会社にバレることはほとんどありません。

これも、大きなメリットと言えるでしょう。

 

4.「治験」に参加するためのプロセス

さて、コンビニやファミレスのアルバイトとは違って、「治験」の仕事はどうやって申し込んで、どんな手順で実施されるのか、イメージがわかないと思います。

申し込みからお金を受け取るまでは、ざっくり以下の流れで行われます。

治験のプロセス
Step1:治験モニターに登録する
Step2:治験に申し込みをする
Step3:治験前に事前検査を受ける
Step4:治験当日に再度検査を受ける
Step5:治験開始
Step6:報酬を受け取る

それぞれ以下に説明します。

4.1 Step1:治験モニターに登録する

大学病院では、入院患者や外来患者に対し治験モニターを提案することはあります。

しかし、治験は最短で3年はかかり、世界規模では1万人を超えるデータを分析する必要があります。

そのため、入院患者、外来患者だけではデータの数が全然足りないのです。

そこで、一般向けに治験の被験者(治験モニターと言います)を募集する会社と提携してます。

われわれ一般人は、この提携会社のホームページから、まずは会員登録をすることから始めます。

※お勧め(安心)の提携会社は、5章でご紹介します。

 

4.2 Step2:治験に申し込みをする

会員登録した会社のホームページを経由して、自分が参加してみたい治験を探します。

今、治験の仕事の希望者が増えていることもあり、参加したい治験があっても抽選となったり、体格、体調などの条件で参加できない可能性もあります。

定期的に登録先から案件の紹介メールで連絡が来ますから、こまめにチェックして、やりたい治験があればなるべく早めに申し込みをしましょう。

しかし最初は、どういう治験に申し込めば良いのか、どの治験が安全性が高いか、見当が付かないと思います。

※初心者にとってお勧めの治験については、6章で紹介します。

 

4.3 Step3:治験前に事前検査を受ける

申し込みを受け付けてもらえたら、体の各数値が臨床試験の基準値に適しているかを調べるため、指定のクリニックにて事前検査を受けます。

この検査に合格してやっと、次の当日検診に進めます。

仮に検査に落ちても数千円の報酬を頂けることもあります。

とても、良心的ですよね。

しかし、案件や会社によってこのあたりの条件は異なるので、事前に調べて確認しておいて下さい。

 

4.4 Step4:治験当日に再度検査を受ける

治験当日も最初に検診が行われます。

検査結果が基準値に収まっている人はそのまま治験の準備に移ります。この時点で数値に問題がある人は治験に参加できません。

しかし、この場合も数千円から1万円程度は貰えるようです。

これについても案件、会社によって条件があるので事前確認をお願いします。

 

4.5 Step5:治験開始

さて、ここからいよいよ治験が始まります。

治験の開始前にスタッフより治験の概要とスケジュール、報酬などの説明が行われます。

そして、医師から薬の効果や副作用などのリスクの説明を受けて、同意書にサインをします。

しかし、先ほど述べましたが、治験は「ボランティア」ですから。

医師の説明を聞いて、このわずかなリスクが怖く感じたり不安になったら、この時点で辞退することも可能です。

その後は、事前説明を受けた通り、決められた検査を受けることになります。

新薬などの服用、1日数回(10回以上の場合も)の採血と採尿が行われます。

また、運動や飲酒はできず、食事も管理されます。

ほとんどが自由時間ですが、自由時間と言いながら、なんでもできるわけではありません。

主な制限事項
・タバコが吸えない
・お酒がの飲めない
・外出できない
・病院の決まった食事しか食べられない
・病院のベットでず~っと、大人しくしていないといけない。

治験によって異なりますが、基本的にはこのような制限があります。

しかし、スマホやノートパソコンを持ち込んで、この自由時間に別の「副業」に取り組めば、2つの副業を同時進行できちゃいます。

治験の副業ならではの、時間の有効活用が可能です。

治験は最初は緊張もします。

そして薬を飲むわけですから、副作用や不調を感じる可能性もあります。

その場合は焦らずに、医師やスタッフに連絡して下さい。

4.6 Step6:報酬を受け取る

時間的な拘束を受けるために必ず謝礼が支払われます。

その報酬価格は治験の内容によって異なります。

基本的には手渡しです。

ただし、10万円以上など高額な謝礼の場合には、口座振込になります。

 

5.治験モニターのおススメ申し込み先一覧

残念ですが、詐欺まがいの業者も存在するようです。

治験の仕事で詐欺に引っかかるのは、命に関わりそうで非常に怖いことですよね。

ちゃんとした、治験の募集会社を見つけることが、まず第一です。

治験は大きく2つに分けられていて、臨床試験受託事業協会略して臨試協と呼ぶに加盟している医療施設でやるものと、非加盟の医療施設でやるものとがあります。

この協会は何をやってるかと言うと、治験に応募した方が過去4ヶ月間の間、別の治験に参加していないかどうかを管理しています。

治験をしてから4ヶ月間は、被験者に体の負担をかけないため、別の治験は受けられないという決まりがあるのです。

この臨試協に加盟している医療施設は、最近の4ヶ月間に治験を受けていない人のみを受け入れています。

つまり、治験の被験者の安全を考えて決まりを守る、しっかりした施設であると言えます。

臨試協に加盟していないからダメ、というわけではありませんが、最初は加盟している施設で治験を受けるほうが確実でしょう。

以下に、臨床試験受託事業協会に加盟している施設を、いくつか載せておきます。

  1. アイ・ディー・ディー
  2. 医療システム研究所
  3. 大阪治験病院
  4. 北里大学 臨床試験データ
  5. 久留米臨床薬理クリニック
  6. インクロム株式会社
  7. 信濃坂クリニック
  8. 新赤坂臨床検査センター
  9. 関野臨床薬理クリニック
  10. 医療法人 相生会
  11. 横浜みのるクリニック
  12. 成守会クリニック
  13. ニューイング
  14. ピーワンクリニック
  15. ICPボランティアサークル
  16. 愛媛大学医学部附属病院 臨床研究支援センター

 

上記HPを熟読し、疑問点などがあったら直接問い合わせて、ご自分が納得した上で申し込むようにしましょう。

6.まずは、確実に安全な「ジェネリック」から始めましょう。

初めて治験の申し込みをする時は、どんな治験を選べば良いか、よくわからないと思います。

最初は緊張もするでしょうから、やはり「安全性」を重視しましょう!

おススメは、ジェネリック医薬品です。

ジェネリックというと後発医薬品と言われ、薬の特許が切れたものを別な製薬会社がほぼ同じ成分で作る薬のことです。

薬の効果は先発医薬品もジェネリック医薬品も一緒だとしても、ちょっとだけ中身が違うということがあるのです。

ジェネリックの治験は、生物学的同等性試験と言われます。

これは、先発医薬品とジェネリック医薬品をそれぞれ治験参加者に投与して、違いがないかどうかを確かめる試験です。

ジェネリックは、もともと先発医薬品で安全性が確かめられている薬の成分を元にして作られています。

だから、被治験者の安全性はかなり高いと言えます。

まずは、ジェネリックの治験から始めることをおススメします。

 

7.まとめ

私は以前、肺の病気で大学病院に検査入院をしたことがあり、肺に気管支鏡を入れる検査をしたことがありました。

その際に、実験データを取りたいので5分間ほど気管にカメラを入れる時間を長くさせて欲しい、と提案されました。

5分延長は長いと思って、断ってしまいましたが…。

治療や検査、1つ1つが、次に世代に繋げる試験になるんだなと感じました。

その時は協力せず、申し訳なかったですが。。。

治験の仕事とは、まさに以下のボランティアの定義そのものだと思います。

明確な定義を行うことは難しいが、一般的には

「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」

出典:厚生労働省 地域福祉課 資料より

 

普段はなかなか味わえない「自主的な社会貢献」を実感できる仕事であると思います。

治験の仕事は時間の拘束はありますが、体力、頭脳を使わないので本業への影響も少ない良い副業といえるでしょう。

家族がいる人にとっては「家族の反対」は乗り越えないといけません。

この記事の内容を理解して頂き、「安全性」という面で問題がないことを伝えて理解を得て欲しいと思います。

とはいえ、治験に参加するのはあくまでも自己責任です。

自分でよく納得した上で参加するようにしてくださいね。

~最後まで読んで頂き、ありがとうございました。~

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